大分 イスラム教徒の土葬墓地計画 一つ受け入れると踏み込まれると思いますが… 2021.11.13 

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2021.11.12 NHK

イスラム教徒の団体が日出町に開設を計画している土葬の墓地について、町は、現在の予定地での開設に反対する地元住民の提案を受け、代わりの用地として近くの町有地を売却できないかどうかの検討を始めました。


別府市にあるイスラム教徒の団体は、国内に数少ない土葬の墓地を開設しようと、3年前、隣の日出町の南端地区に土地を購入し、開設の許可権限を持つ町との間で事前協議を進めています。

これに対し、地区の住民は、墓地の地下水がため池に流れ込み、農業用水や飲み水が汚染されるおそれがあるとして反対していました。

日出町によりますと、今月5日、町の仲介で住民とイスラム教徒の話し合いが行われた際、住民側が墓地の予定地を地区内の別の場所に変更することを提案したということです。

代わりの用地として提案があったのは、従来の予定地から数百メートル離れた町有地で、住民側は、地形上、地下水がため池に流れ込む可能性は低いとみているということです。

また、この町有地に隣接するキリスト教修道院では、30年ほど前から土葬が行われていますが、これまで周囲との間で問題は生じていません。

町では住民の提案を受け、イスラム教徒側に町有地の一部を売却できないかどうかの検討を始めました。

イスラム教徒「ありがたい」】
パキスタン出身で、土葬の墓地の開設を目指す「別府ムスリム教会」代表のカーン・ムハンマド・タヒルアッバースさんは「現在の予定地で設計など、さまざまな準備を進めてきたが、大切なのは地元の人の理解を得て墓地ができることなので、場所を変えるのは問題ない。それで開設が認められるなら地元の人に対しても、町長に対しても、ありがたいという思いだ」と話していました。

【住民「今の予定地よりは安心」】
南端地区に住む衞藤清隆さんは、地区のため池から引いた水を農業用水や生活用水として使っていて、墓地の開設に反対してきました。

しかし、ことしの夏以降、町と話し合いを重ねる中、何とかイスラム教徒との間で妥協点を見つけてほしいという町の意向を受け、今回、代わりの場所を提案したということです。

衞藤さんは「今の予定地に比べれば水質への影響の心配が少なく、土葬を行っている場所に隣接しているので、町有地を提案した。この地区には作ってほしくないのが本音だが、いい方向に進んでほしいと思って妥協した」と話しています。

一方で、「町有地なので、簡単には売却できないだろうし、墓地を作るとなれば町民から反対意見が出るかもしれない。今後どうなるかはまだわからないと思う」と話していました。

 

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